メリットいっぱいの人工芝 欠点を知ってさらに快適に

 

 

 

 

 

人工芝とは、天然芝に似せて化合物で作られたものです。
出始めの頃は、いかにも作りものといった感じで、あまり人気がありませんでした。
その後、天然芝にそっくりなリアル人工芝が登場し、DIYブームやガーデニングブームと相まって一般家庭にも広まるようになりました。

リアルなデザイン、管理手間の軽減、トータルコストの抑制など、人工芝の人気が高まっています。
庭だけでなく、ベランダ・玄関・ウッドデッキ・屋上などに広く使用されています。

人工芝のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

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人工芝のメリット

いつでも美しい景観を楽しめる

天然芝と変わらないリアルなデザインが特徴の人工芝ですが、絶対に枯れることはありません。
いつでも芝の長さが同じで、見た目が綺麗です。
庭の手入れが出来ているという好印象が周囲にいい影響を与えるだけでなく、ご自身の満足感にも繋がります。
最近は、わざと枯れ芝のように見えるものが混ざっていたり、天然芝以上に天然芝らしく作られたものもあります。

お手入れが簡単

人工芝は日々のお手入れがほぼ不要です。水や肥料をやる必要はありません。
落ちているゴミを拾ったり、汚れを雑巾などで拭き取れば大丈夫。
芝の長さはいつでも同じ、芝刈りの必要はありません。
長く家を空けても問題ないので、長期旅行に行くこともできます。

維持費用がほとんどかからない

使い方にもよりますが、一度敷いた人工芝は5~10年ほど長持ちします。
肥料は必要ありませんし、基本的には剥げることもありません。

雑草が生えにくい

人工芝を土の上に敷く場合は、防草シートを敷いてからの施工をおすすめします。
雑草は、土の上に種がこぼれて生えてくるので、正しい施工が為されていれば、雑草知らずと言っても過言ではありません。

虫が出にくい

人工芝は化合物で作られたものですから、虫が寄り付くことはありません。
害虫被害や病気に悩まされることもないでしょう。

泥や土で汚れず、清潔

地面が土の状態のままですと、雨でぬかるんだり、風で砂埃が舞うことがあります。
家の周りや玄関、洗濯物を汚してしまうかもしれません。
しかし人工芝を敷いておけば、それらを防ぐことができます。
また、お子様が水遊びをする際も泥や土で汚れずに清潔に遊べます。

日当たりの悪い場所にも敷ける

天然芝を日当たりの悪い場所に植えると、色が悪くなったり枯れたりしますが、人工芝は日陰でも大丈夫です。
日当たりが悪くても同じ発色を保つことができます。

季節、天候に左右されず、完成が早い

季節や天候にもよりますが、天然芝は根付くのに2~3ヶ月かかります。
人工芝の施工は敷けば完成です。
広さや施工方法によりますが、1日もしくは数日で完成します。

下地を選ばない

コンクリート上にも施工できるのは、人工芝のメリットと言えるでしょう。
庭、ベランダ・玄関・ウッドデッキ・屋上など、様々な場所で活躍しています。

色や素材を選べる

種類の豊富な人工芝です。芝の長さ、色味、素材など、目的や好みで選ぶことが出来ます。
機能付きの人工芝も増えており、防炎・静電気抑制・抗菌・遮熱・防カビなどの機能がついたものもあります。

 

 

人工芝のデメリット

初期費用がかかる

芝生そのものに加え、防草シートや固定ピンなどの材料が必要です。
人工芝は種類が多く、高機能高品質なものを求めるとその分コストがかかります。天然芝の3~6倍と言われています。
また、施工を業者に依頼する場合は、その分施工費もかかります。
地面の下処理や防草シート貼りもあるので、施工費はその分かさみます。天然芝の2~3倍と考えられます。

季節を感じにくい

一年中青々とした芝に違和感を感じることもあるかもしれません。
他の草木に生長が見られても人工芝には生長がありません。逆に他の草木が紅葉・落葉しても人工芝に変化はありません。
季節の移ろいに喜びを見出すことが出来ないのはデメリットと言えるでしょう。

経年劣化する

時間とともに性能や機能が低下していくことを経年劣化と言います。どんな製品にも起こり得ることです。
雨風・湿気・温度変化・日照などにより品質は低下してしまいます。
特に屋外にある製品は、紫外線や降雨の影響を受けやすいと言えます。
また、通常使用であっても摩滅や汚れ等の損耗は避けられません。

交換が必要

人工芝の耐用年数は5~10年と言われています。それを長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれかと思います。
しかし経年により、汚れや傷み、芝が寝るなどの劣化は避けられない現象です。
その際は交換が必要となりますので、費用と手間がかかります。

耐熱性が高くない

熱に弱いのは人工芝のデメリットです。
人工芝の原材料は、ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・ゴムなどで、それらは熱に弱く、熱で溶けたり焦げたりすることがあります。
太陽光で溶けたりすることはありませんし、火が出て燃え広がるようなこともありませんが、火気には注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

人工芝がおススメな人

多忙な人

芝生の庭が欲しいけれど、手をかけられない人には人工芝がお勧めです。
水や肥料をやる必要がなく、芝刈りの必要もありません。常に青々とした長さの揃った状態が続きます。

日陰部分を芝にしたい人

庭に日が当たらない場所にも人工芝はお勧めです。
日陰に強い天然芝もありますが、環境を整えたり、手間がかかったりと注意が必要です。
また、日の当たる場所は季節によっても変わります。芝の出来栄えに差が生じることも考えられます。
人工芝なら、そんな心配は不要です。

利用目的の明確な人

天然芝には向かない目的で庭の利用を考えている場合には人工芝がお勧めです。
例えば、ゴルフの練習をしたい、愛犬を思いっきり走らせたいなど。
天然芝では負担が大きすぎてせっかくの芝が剥げてしまいますが、人工芝なら大丈夫。
人工芝は色や種類も豊富なので、目的に合った芝を見つけることが出来るでしょう。

生活スタイルの変化が想定される人

人工芝は5~10年ほどで貼り替えが必要になります。
その間に、家族の成長や家族構成の変化などがあるかもしれません。
また、いずれ天然芝の庭が欲しい、定年後は家庭菜園をやってみたいなど先々の希望がある場合、今は人工芝を貼っておいて、貼り替えのタイミングを利用するのもいいと思います。

 

 

 

 

 

 

まとめ

維持管理が簡単で、常に美しい状態を保てるなど、人工芝にはメリットがたくさんあります。
種類が豊富で、機能的な商品もあり、ご自身の好みの芝を選ぶことができます。

ただ、初期費用がかかること、劣化による交換が必要であることがデメリットと言えるでしょう。
デメリットを知っていれば、そのために備えることができます。

ホームセンターなどで材料を購入して自分で施工する、いわゆるDIY施工も可能ですが、場所や状況によっては、専門の業者に相談した方が良い場合があるので、注意が必要です。

株式会社心エクステリアデザインでも人工芝の取り扱いを行っております。
掲載の施工事例は、弊社施工の写真です。
ご相談などがあれば、お問い合わせ下さい。

 

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メリットいっぱいの人工芝、快適なエクステリアづくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事の監修は…

株式会社心エクステリアデザインの営業および設計担当きよです。

植物と樹木造形に惹かれ、植木職人として研鑽を積んだのち、エクステリア業界に参入。  
日々の暮らしに欠かせないエクステリアを、機能的かつ装飾的観点から追求。
今の要望を叶えることはもちろん、将来を見据えた提案をしています。

 

伊藤 聖臣

この記事の執筆は…

株式会社心エクステリアデザインの事務およびウェブ担当ともです。           

昨年、マイホームを新築。
それまでエクステリアに無関心だったが、身近に外構の設計や施工に接して、
心豊かな生活のために良質のエクステリアが欠かせないことを実感。         
エクステリアの重要性を発信していきたいと考えています。