マイホーム新築時、外構を検討するタイミングが暮らしやすさを左右する

 

新築で家を建てる時、外構に関して、何をいつから始めればいいか迷っていませんか。
または、外構は建築後の施工だし、後回しでいいと思っていませんか。
早めの準備、正しい外構計画が、新しい生活に影響を及ぼします。

新築外構の計画や契約のタイミングについての知識を身につけ、快適な新生活をスタートさせましょう。

〇コラム最新記事はこちら→庭に植えてはいけない植物って?その種類と対策
〇コラム最新記事はこちら→外構にみる擁壁のひび割れ、放置するとどうなる?

 

新築外構の基礎知識

新築外構とは?

インテリアに対してエクステリアという言葉があるように、外構はお家の外周りのこと
塀やフェンス、駐車場や玄関アプローチ、お庭のデッキや植栽などです。
新築外構の場合は、オープン外構やクローズド外構といったタイプがあり、空間をゼロから造り上げるので、計画や準備がとても大切です。

外構工事にかかる期間

敷地の広さや施工内容によって異なりますが、工事自体は2週間から1ヶ月くらいかかるケースが多いです。
家の建築工事が終わった後に外構工事が始まるケースが一般的ですが、擁壁工事や隣地境界ブロック工事など、建築工事に先行して行う工事もあります。

外構工事費用

工事のボリュームにより金額は変わりますが、建築工事費の10%をひとつの目安にすると良いでしょう。
同じ施工でも使用する素材や施工面積によっても金額は変わります。
塗装やタイルなどはその分費用がかかりますが、装飾目的と耐久目的を兼ねている場合もありますので、費用対効果を考えることも必要です。

建物そのものや間取り、お住まいの設備やインテリアに費用がかかりすぎて、外構費用が残っていないという話はよく聞きます。
必要最低限の施工だけしておいて、後からの完成を目指したり、セルフビルドに挑戦する方もいらっしゃいます。
住みながらエクステリアづくりをすることにより、より愛着も沸くでしょうし、費用を抑えられる可能性もあります。

 

 

 

 

 

外構工事をしないとどうなる?デメリットを解説

敷地内の環境が悪くなる

外構工事をしていないということは、家の周りが土の状態のままであるということです。
風が吹けば土埃が立つでしょうし、雨が降れば地面はぬかるむでしょう。
せっかくの新築の家が、泥はねや泥靴で汚れることになるのは避けたいですね。

必要な設備がない

駐車場、ポスト、インターホン、フェンスなど、生活に必要な設備が整わず、不自由な生活をしなければなりません。
近隣の駐車場代など余計な費用が発生する可能性もあります。

見栄えが良くない

外構は、第一印象ともなり得る家の顔とも言われる場所です。建物を生かすも殺すも外構です。
外出時・帰宅時には必ず通る場所ですし、訪ねてきた方や道行く人の目にまず入るのは、外構です。
見栄えが良くないのは、印象が悪いですよね。リビングから、整備されていない庭を眺めるのも味気ないものです。
せっかく新築で家を建てたのならば、見た目も大切にしたいと思われると思います。

近隣トラブルにつながる

隣家との境界をはっきりさせておくことは、トラブル防止になります。
境界塀や境界フェンスを立てるのはそのためです。お互いのプライベート確保にもなります。
また、家の周りが土の状態では、土埃で洗濯物が汚れてしまったり、雑草が生い茂って害虫が発生したりすることも考えられます。
近隣トラブルになりかねません。引っ越し早々、ご近所さんには迷惑をかけたくないですよね。

防犯面が心配

立地によっては、目隠し塀や目隠しフェンスなどが必要な場合があります。整備されていないと防犯面も心配です。
外構用品には、防犯カメラや防犯砂利などの商品もあります。早めの対策が安心安全な生活に繋がります。

 

 

 

 

 

施工業者を選ぶポイント

ハウスメーカーか地元の外構業者か


外構工事をどこに依頼したらいいか迷う方もいらっしゃると思います。
新築外構工事は、家の建築を依頼したハウスメーカーで行う場合と地元の外構専門業者が行う場合が考えられます。
大切なのは希望に合った施工をしてくれるかどうかです。
それぞれのメリット・デメリットについて、見ていきましょう。

ハウスメーカーに依頼するメリット・デメリット

敷地や間取りのことを理解していて、話が早く、家と外構の打ち合わせが同時に出来ることは大きなメリットでしょう。
しかし、全体の工事金額に管理費などが上乗せされる場合が多いので、トータルコストがかかるというデメリットがあります。

専門の外構業者に依頼するメリット・デメリット

地元に根付いた外構業者って意外とあるものです。その土地のことをよく理解していたり、専門知識が豊かであることはメリットと言えるでしょう。ハウスメーカーに比べて規模が小さい場合が多いので、フットワークが軽いという利点もあります。
費用面も抑えられる可能性があります。
ただ業者を自分で探さなければいけなかったり、打ち合わせ時間を確保したりと手間がかかることはデメリットと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

外構計画と工事契約

外構計画は早いに越したことはない

外構は敷地の境界に関わってくるものです。道路からどのように家に入るのか、動線も大切です。
車はどこに置くのか、庭はどうするか、配置も大切です。どのように生活したいのか、思い描くことも大切です。
それらは家の計画と同時、あるいはもっと早くに考えておくべき課題と思われます。

外構工事契約のベストなタイミングって?

外構を専門業者に依頼する場合、工事を始めたい時期の2~3ヶ月前には契約を結んでいることをお勧めします。
一般的には、上棟のタイミングを目安に外構の契約をすることが理想、と言われています。
材料の手配、職人の手配などの準備期間が必要だからです。
その前に現地調査を行い、プラン・見積もりの作成には2、3ヶ月、場合によっては半年以上かかる場合もありますので、早めの準備が必要なことが分かります。

プラン・見積もりの作成には、敷地求積図・配置図・建物平面図・立面図・イメージパース・仕様書などが必要となります。

タイミングを逃したら

新築を建てる時って、何かと忙しいものです。外構については後回しになってしまうこともよくあります。
でも慌てないで下さい。思い立ったが吉日、そこから落ち着いて外構のことを考えましょう。

少し不自由な生活をしなければならないかもしれませんが、着工が遅れるだけです。
逆に、住んでみて気づくこともあるかもしれません。少し先延ばしになった完成までの時間を楽しみましょう。
また、一度に外構を完成させるのではなく、必要な部分・出来る内容から進めていくことも可能です。
専門の外構業者に相談してみて下さい。

 

 

 

 

 

まとめ

外構は日々の生活と密接に関わっています。早めの計画、入念な準備をして、新しい生活に備えることが大切です。
施工内容や施工規模によっても異なりますが、外構工事着工の2~3ヶ月前には外構図面が出来上がり、契約を済ませておくとよいでしょう。
でも外構工事は分けて行うことも出来るので、ご自身の納得できるエクステリアづくりを目指すことをお勧めします。

豊富な実績がございます。
株式会社心エクステリアデザインにご相談下さい。

 

お問い合わせはこちら




この記事の監修は…

株式会社心エクステリアデザインの営業および設計担当きよです。

植物と樹木造形に惹かれ、植木職人として研鑽を積んだのち、エクステリア業界に参入。  
日々の暮らしに欠かせないエクステリアを、機能的かつ装飾的観点から追求。
今の要望を叶えることはもちろん、将来を見据えた提案をしています。

 

伊藤 聖臣

この記事の執筆は…

株式会社心エクステリアデザインの事務およびウェブ担当ともです。           

昨年、マイホームを新築。
それまでエクステリアに無関心だったが、身近に外構の設計や施工に接して、
心豊かな生活のために良質のエクステリアが欠かせないことを実感。         
エクステリアの重要性を発信していきたいと考えています。