土間コンクリートの仕上げ種類

 

エクステリア工事の、土間コンクリートには一般的に3種類の仕上げがあります。

・金鏝仕上げ(かなごてしあげ)

 コンクリートの表面を鋼製の鏝(こて)を使って仕上げていきます。左官工(職人の名称で、鏝を使い壁や床を仕上げる職人です。ちなみに大昔は大工さんのことを右官といいました)が金鏝を持ちきれいで滑らかになるように仕上げていきます。表面の平坦さ滑らかさではこの仕上げが一番きれいだと思います。比較的傾斜のない部分(屋根のある場所や犬走り)で使われることが多いです。

・刷毛引き仕上げ

 コンクリートの表面を金鏝でならした後に、表面の水引き(乾き)、締まり具合をみて、一定方向に刷毛でなで、刷毛の模様をつけていきます。駐車場土間コンクリートの仕上げとして一番ポピュラーな仕上げと言っていいと思います。刷毛の目が滑り止めの効果もありますので雨の日も安心です。

・洗い出し仕上げ

 洗い出し仕上げとは、その名の通りコンクリートの表面を金鏝でならしたあとに、水で表面を洗い流し、中の骨材(砂利、砂)が表面に出るように仕上げたものです。が、表面を洗い流す際に大量の洗い水(表面のセメント分と水が混ざったもの)が発生する為、使用できる場所は限られると思います。今回はコンクリート洗い出し仕上げについて説明しましたが、その他たくさんの洗い出し仕上げの工法が開発されていますので、次の機会に説明させてもらいます。

以上が、主な仕上げになります。仕上げが終わると養生(ようじょう)期間をおいて完成となります。養生についても時期、期間、方法等がたくさんありますので、またいつかの機会に説明します。